兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部で行われた国内女子ツアー第31戦
「マスターズGCレディース」最終日。
2日目に続いて快晴となった大会会場には、7,123人のギャラリーが詰め掛け、
混戦の優勝争いを見守った。
通算4アンダーの単独首位でスタートした上田桃子を、
古閑美保とポーラ・クリーマーが1打差で追いかける。
出だしの1番パー5から、試合は動いた。
2打目をレイアップした古閑とクリーマーに対し、
上田は直接グリーンを狙うがグリーン右のラフに外してパー。
長いバーディパットを沈めたクリーマーと、2mをきっちり沈めた古閑に並ばれてしまう。
続く2番では、第2打を木に当てた上田が、3打目で2mに寄せるも決めきれずにボギー。
3番では第2打をグリーン奥に外した古閑が、「奇跡的」という
アプローチを見せ、パーセーブ。序盤から流れは古閑に傾きつつあった。
「師匠の清元さんから前半は飛ばし過ぎるなと言われていたのですが、
入っちゃうものはしょうがない(笑)」という古閑は、
6番から怒涛の3連続バーディでさらにリードを広げる。
9番でボギーを叩き、バーディを奪ったクリーマーに1打差に迫られたが、
「前半の事は吹っ切れて、後半に入れました」。
11番では「入ってなかったら2mはオーバーしていた」というチップイン、
16番では左奥から「15歩」のロングパットが決まるなど運も味方し、
終わってみれば2位のクリーマーに4打差をつける独走V。
今季初優勝は、昨年に続く大会2連覇となった。
「最近は若い子が出てきて勢いがあるし、自分は調子は悪くないのに
パターが入ってくれなくて、心の中では辛かった」という古閑。
「でも、今日入ってくれたので、それでいいです」と前を向いた。
通算5アンダーの2位はクリーマー、4アンダーの3位には
今年プロテストトップ通過の服部真夕が入り、単独4位には横峯さくら。
上田桃子は「76」と崩れ、6位タイに沈んだ。
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