静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで行われている、
国内男子ツアー第21戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目。
この日は1日を通して厚い雲が覆い、正午過ぎまで小雨がパラつく生憎の空模様。
気温は11度前後までしか上がらず、吐く息が白く見えるほどの寒さに見舞われた。
その中で、単独2位からスタートしたブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)が
通算12アンダーとして単独首位に浮上。
同じく最終組でラウンドした海外招待選手のアダム・スコット(オーストラリア)も
2つスコアを伸ばし、通算10アンダーの単独2位で最終日へ。
一方、通算11アンダーの単独首位からスタートした谷口徹は、
7番まで2つスコアを伸ばしペースを握ったかに見えたが、
直後の8番、9番と連続ボギー。16番、17番でもボギーを叩き、この日「74」に。
通算9アンダーの単独3位に後退している。
通算3アンダーの28位タイからスタートした石川遼クンは、
パーオンするものの、バーディパットがことごとくカップを逸れ、
バーディは、8番パー4で3メートルを沈めた1つのみ。
「スイング自体は昨日よりも良かったです」と振り返ったが、
5番パー4では左の林に打ち込んでしまう。
ここはナイスリカバリーでパーとするも、続く6番パー5では、
残り245ヤードの2打目を池に入れてボギーに。
バックナインに入った12番パー4でも、2メートルを外してボギー。
結局この日は1バーディ、2ボギーの「73」と、
目標のアンダーパーには1打及ばず。
通算2アンダーの36位タイと後退し、明日の最終日を迎える。
谷口徹と激しい賞金王争いを演じている片山晋呉は、
2つスコアを伸ばして通算6アンダーの8位タイに浮上した。
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静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで行われている、
国内男子ツアー第21戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日。
心配されていた雨もほとんど降らず、最終組がスタートすることには日差しも出始め、
気温は18度近くまで上昇。9,474人のギャラリーが会場に詰めかけ、
最終日に相応しい熱戦が展開された。
上位のスコアが伸び悩む中、後続の追い上げもあり
1打を争う接戦の様相を呈したが、終盤に入りブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と
谷口徹の一騎打ちに。
共に通算12アンダーで首位を並走し、迎えた最終18番パー5。
ジョーンズは2打目をグリーン左横にこぼすも、パターで打った3打目を直接カップにねじ込み、
劇的なイーグルフィニッシュ。
通算14アンダーとした一方で、谷口のグリーン右横から放った3打目のアプローチは
惜しくもカップを逸れ、ジョーンズの今季2勝目が決まった。
36位タイからスタートした石川遼クンは、10番からのティオフ。
13番まではパーで凌ぐも、14番パー4で残り115ヤードの2打目をダフってしまい池へ。
ここでボギーとしてしまう。
それでも、その後の16番、18番でバーディを奪い返し、スコアを1つ伸ばして前半を終えた。
折り返し後の1番、5番ではティショットが左右にブレてしまいボギーとするが、
6番パー5で見せ場を作る。残り260ヤードの2打目を3番ウッドで放ち、
見事2オンに成功。3.5メートルのイーグルチャンスを迎える。
これは惜しくも外してしまうが、確実にバーディを奪取し、
結局この日3バーディ、3ボギーのイーブンパー。
通算2アンダーの38位タイで大会を終え、ベストアマチュアのタイトルを獲得した。
最終的に、谷口は通算13アンダーの単独2位。
海外招待選手のアダム・スコット(オーストラリア)は
通算11アンダーで単独3位で終えた。
通算10アンダーの4位タイには、同じくオーストラリア出身のジェフ・オギルビーと
クリス・キャンベル。片山晋呉は通算7アンダーの10位タイに終わり、
谷口との賞金額差は約2,700万円に開いた。
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