「セムグループ選手権」の初日。この日はスタート前から強い風が吹き荒れ、
各選手は耐えるゴルフを強いられた。その中で「昨日も風が吹いていたし、
今日もガマンの一日になるだろうと心構えはできていた」という宮里藍は、
1番ホールからスタートした。
やはり風の影響により距離感をつかむのが難しく、
前半9ホールでパーオンしたのは僅かに3回。
ここで宮里は、アプローチでピンに寄せてパーを拾う粘り強いプレー続け、
周りの選手たちがスコアを落とす中でイーブンを維持する。
9番パー4では2打目をグリーン手前のバンカーに入れ、
4メートルのパーパットを残すが、このパットをねじ込んでピンチを脱出。
宮里は「このパーが大きかった。流れを切らさなかった」と振り返った。
すると11番パー4では、2打目をピン横20センチに付けるスーパーショット。
この日、初のバーディを奪う。14番パー5ではティショットが木の根元に止まる不運に見舞われ、
ボギーとするが、首位と2打差のイーブンパー、5位タイでホールアウトした。
風に惑わされる選手が続出し、この日のイーブンパー以上は僅か7人。
「この状況でイーブンは、ショット、パットでやるべきことができたということ。
一喜一憂せずに、冷静にプレーできました」と満足な表情を浮かべた。
「明日も風が吹いて欲しいですね。ガマン比べの展開の方が自分に有利だと思うので」
と話す宮里。予報では、明日も強い風が吹くと報じられている。
この風を追い風にし、自分に有利な展開へと持ち込むことができるか。
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メジャー連覇&2週連続優勝を狙う古閑美保(25=キリンビバレッジ)が、首位に1打差の2位につけた。女子ゴルフツアーのワールドレディース選手権サロンパスカップは第1日が8日、東京都稲城市の東京よみうりカントリークラブ(6523ヤード、パー72)で行われた。前日のプロアマは花粉症で途中棄権し、この日も症状に苦しみながらのラウンドだったが、7バーディー、4ボギーの69と好スタートを切った。4アンダー、68の張娜(チャン・ナ、26=中国)が首位に立った。
涙ボロボロ、鼻水グジュグジュ。それでも古閑はめげなかった。「イライラしますよ。でも昼からは曇ってきたし、結構耐えられました」。イネ花粉と“格闘”しながらのラウンドを、鼻水をすすりながら振り返った。
前日のプロアマは9ホールを終えたところでギブアップし、病院に向かった。「花粉症は前からあったけど、目の周りにブツブツが出たのは初めてでビックリした。顔も腫れてしまって」。この日は薬を飲み、ショットの合間にマスクをつけ、キャディーバッグには大量のティッシュをしのばせた。効果があったのか「鼻水と涙は出たけどブツブツは出なかった」と18ホールを戦い切った。
例年以上にグリーンは硬く、誰もが悲鳴を上げるほど難しい仕上がりになっているが、7バーディーのうち、パー5で3つ。オフの練習でアップした飛距離を武器に、比較的やさしいパー5で確実にスコアを伸ばした。上がり2ホールの連続ボギーだけは「しようがないボギーじゃなくて、胸クソ悪いボギー」と渋面をつくったものの、4日間大会で上々の滑り出しとなった。
先週のクリスタルガイザー・レディースで今季初勝利。交際が伝えられるロッテの西岡剛内野手(23)からも祝福の電話がかかってきたという。「“よかったね。今度ごはんでも行こう”みたいな感じでした」と恋する25歳はニコニコ。「さすがに優勝したら連絡ありますよぉ。それで連絡なかったらノーチャンスじゃないですか」。古閑の言う「チャンス」が一体何なのか不明だが、優勝のチャンスはしっかりとつかまえている。
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