サムスン世界選手権(10月11日~14日 米カリフォルニア州)
米女子プロゴルフツアーのサムスン世界選手権は10月11日、
パームデザート(米カリフォルニア州)のビッグホーンGC(パー72)で
第1ラウンドが行われ、宮里藍は1バーディー、4ボギーで3オーバーの75。
出場20選手中17位のスタートとなった。
宮里は前半を1バーディー、1ボギー。
しかし、終盤の15番から3連続ボギーをたたいた。
67で回ったポーラ・クリーマー(米国)とアンジェラ・パク(ブラジル)がトップ。
1打差の3位にロレーナ・オチョア(メキシコ)金美賢(韓国)モーガン・プレッセル(米国)の3人がつけた。
≪復調気配の兆候≫
3オーバーという結果だけを見れば、予選落ちが続いた前週までと変化はない。
だが、内容が明らかに違う。
「気持ち的にも技術的にも全然違うと思う」。
宮里の言葉は決して強がりではない。
不振の最大の原因だったドライバーショットが、目に見えて復調し始めた。
好調時と比べれば、飛距離も、正確性も及ばないが、前週までの危なっかしさは影を潜めた。
「ドライバーがすごく安定しているし、よく振れていた」。振り返る表情からも満足感が読み取れる。
14番までは1バーディー、1ボギーのイーブンパー。
バーディーチャンスも何度かあった。
誤算は手ごわいラフやグリーンに戸惑い、アイアン、そしてパットが乱れたことだろう。
15番でアプローチが乱れてボギーとすると、16番では30センチのパーパットを外して3パットのボギー、
17番でもボギーが続き、唇をかみしめた。
完全復活まではまだ遠い。それでも、次につながる手応えはつかめたようだ。
「あとは集中力の問題。あしたは大丈夫だと思う」。笑顔に輝きが戻った。
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