米国女子ツアー3年目のシーズンに挑む宮里藍。
昨年中盤からドライバーの不調に悩まされていたが、
シーズンオフ、そしてオーストラリアでのANZレディースを経て
徐々に自信を取り戻しつつある。
「すごく良いオフシーズンを過ごせました」という宮里。
12月はほとんどクラブを握らずに過ごし、
戦える状態にリセットして1月の練習に入れたという。
正月明けにすぐに米国に戻ると、ピア・ニールソンとリン・マリオットのいる
アリゾナの静かな環境で練習に打ち込み、「自分のフィーリングに
集中できました」と充実感を漲らせた。
2日後に開幕する「SBSオープン」への意気込みを聞かれ、
「ドライバーの手ごたえは感じているので、自信を持って試合に臨みたい。
ショットがよければ、必然的に勝つチャンスも出てくると思うので、
強い気持ちで挑みたい」と答えた宮里。言葉にも力強さが戻ってきた。
この日は18ホールの練習ラウンドを行い、ティショットも無難にこなした。
今季からは後輩の上田桃子も参戦する。
「お互い目指しているものは一緒なので、いい刺激になりますね」。
宮里の3年目のシーズンが、まもなく開幕する。
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2008年の米国女子ツアー開幕戦「SBSオープンatタートルベイ」が、
2月14日(木)から16日(土)までの3日間、ハワイにある
タートルベイリゾートで始まった。
昨年は、首位タイからスタートしたポーラ・クリーマーが、
後続に1打差の通算9アンダーで2007年の開幕戦を制している。
今大会の見所は、なんといってもツアープレーヤーとして
デビューを飾る上田桃子と、米国ツアー参戦3年目を迎える宮里藍。
日本女子ツアー最年少賞金女王の称号を引っさげ、
世界に挑む上田への期待は大きく、初戦の戦いぶりに注目が集まっている。
一方、昨年末のスランプからの復活が期待される宮里は、
前週の欧州女子ツアーで今季のスタートを切り、
通算6アンダーの14位タイでフィニッシュ。
「米ツアー開幕に向けて弾みがついた」と話していた宮里、
果たして復活の狼煙を上げることができるか?
その他にも、ディフェンディングチャンピオンのクリーマーをはじめ、
前年マネーランク2位のスーザン・ペターセン(ノルウェー)や
アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)といった実力選手たちが参戦予定。
好調なスタートダッシュを切るのは誰なのか?
多くのドラマを生むであろう、長く険しいシーズンの幕がついに開いた。
【主な出場予定選手】
上田桃子、宮里藍、P.クリーマー、S.ペターセン、C.カー、A.ソレンスタム、N.ガルビス、M.ヨース
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