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2024/11/01 08:31 |
遼クン、再三のピンチを攻め続けた

東海クラシック2日目のラウンドを「ゴルフ人生で、珍しい。ほとんどなかった内容」と表した
遼クン。特に前半の9ホールはすべてパー。そのほとんどがピンチの連続。

フェアウェーをキープできない、グリーンに乗せられない。
これまでになかった我慢を強いられた。いつもの笑顔もたびたび消えた。
いつになく浮かべた厳しい表情の遼クン。

7番パー5では、新しい技を試した。

カラーに近い花道からのアプローチは、パターを使えば石や砂利に弾かれる可能性もある。
そこで握ったのが3番アイアン。

「クロスハンドに握り、左手だけシャフトにかかるくらいに短く持って、
パターと同じストロークで打つ」。杉並学院高の先輩、薗田峻輔くんから伝授され、
練習で試してきたことを、実践でトライした。

「振り幅はほとんど勘で。これだと、9番アイアンやPSに比べて、
カラーを超えてすぐのところに落とせるから」との解説どおり、みごとピンそばにつけてパーセーブ。

三好名物の16番パー3では、左の傾斜に打ち込んだ。
高低差が5メートルあるガケの途中で運よくボールは止まったが、
カップはもちろん、ピンフラッグも上から約20センチほどしか見えない。

プロも青くなる状況で、遼クンはこう言ってのけたのだ。
「ティショットを左に外した時点で、あそこから打つのが楽しみだった」と。
サンドウェッジでフワリとあげて、ピンそば1.5メートル。
最大のピンチをしのいで、この日一番のガッツポーズも飛び出した。

バーディの数は、本人の希望よりは確かに少ない。
しかし、再三のパーセーブはその何十倍もの価値がある。

極度の忍耐を強いられながら、「守ろうと思ったホールはひとつもない」。
最後まで、攻めの姿勢を忘れなかった。
「今日は幸せな気分でプレーができた」と、石川くんは言った。
我慢の9ホールが、後半のラウンドに生きた。

この日の1アンダーは、同組のカミロ・ビジェガスを上回るスコア。
通算1オーバーは、首位と5打差の13位タイ。

「プロとの5打差は遠い5打差だけれど、あと2日もある。
ここで諦めたら意味がない。最後まで頑張ることが、これからのゴルフ人生に生きてくるから」。

3日目はどう見せてくれるか?注目です。

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2007/09/29 09:26 | Comments(0) | TrackBack() | ハニカミ王子最新情報

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