東京よみうりカントリークラブで開催されている、
国内男子の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目。
2日目まで真冬並みの寒さに見舞われたが、
この日は強い日差しが降り注ぐ暖かな陽気に恵まれた。
8アンダー単独首位でスタートした片山晋呉は、
5番でボギーが先行したが続く6番パー5でバーディを奪う。
ところが、9番で大トラブルが発生。
ティショットを左サイドにひっかけ斜面に打ち込むと、
2打目も左サイドのラフ。3打目はグリーンをオーバーし4オン。
さらに8メートルの距離を3パットしてしまいトリプルボギーで首位の座を明け渡してしまった。
片山に代わって7アンダーで首位に立ったのは、
ディフェンディングチャンピオンのジーブ・ミルカ・シン(インド)と、
終盤怒涛のラッシュを見せた岩田寛の2人。
シンはスタートから3連続バーディを奪い勢いに乗ったが、
岩田は17番パー5でチップインイーグルを奪い、
最終18番パー3でもバーディを奪い一気に首位に駆け上がった。
首位と2打差の5アンダー3位には、岩田と同じくこの日
5ストローク伸ばした藤田寛之、ウェンチョン・リャン(中国)。
さらに最終組でラウンドした宮瀬博文とプラヤド・マークセン(タイ)、
そして片山が優勝しなかった時点で今季の賞金王が確定する谷口徹も並んでいる。
9番のトラブル以降もスコアを伸ばせず苦しい展開が続いた片山は、
この日5ストローク落とし、通算3アンダー。
首位とは4打差の単独11位まで順位を下げてしまった。
また、2日目にスコアを崩し21位に後退していたアマチュアの石川遼クンは、
ショットが好調なのだがパッティングが決まらず、
この日3ストローク落とし通算6オーバーで23位となっている。
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