LPGAツアー第31戦『マスターズGCレディース』
(賞金総額1億2,300万円 優勝賞金2,214万円)の2日目が
兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6,510Yards Par72)で開催された。
天候は晴れ。昨日降った雨も上がり、絶好の観戦日和となったこの日は、
多くのギャラリーで終日賑わった。
首位からスタートしたポーラ・クリーマー(アメリカ)は、
前半なかなかバーディがとれず9番と10番で連続ボギーを叩くと、
首位から一歩後退。
一方、同じく首位からスタートした上田桃子は着実にバーディを重ね、
一時は2位と4打差をつけて独走態勢に入るかと思われた。
しかしながら午後になって風が吹き出し、各選手がスコアメイクに苦しむ中、
トップを行く上田も16番と17番で連続ボギーを叩き、2位との差が縮まった。
結局2日目を終了した時点で、トータル4アンダーの単独首位に上田桃子、
トータル3アンダーの2位タイにポーラ・クリーマーと古閑美保、
さらにトータル2アンダーには有村智恵と横峯さくらがつけている。
アマチュアの森田理香子がトータル3オーバーの13位タイと健闘している。
【上位3名のコメント】
■1位■上田桃子(3バーディー3ボギー)
「15番ホールまですごくいいプレーが出来ていたんですが、
16、17番とティーショットが右に行ってしまって…。
それよりも14、15番でバーディーが取れなかったことの方が悔やまれますね。
これだけ後半にボギーを叩いたのに優勝争いできるのはラッキーかな。
最近自分が崩れて混戦にしてしまうので、正直今日は差を広げたかったのですが…。
明日もポーラと一緒だし、昨日今日よりも気合い入れてくるだろうし、
まずは前半崩れないようにして、チャージかけるときにはミスを
しないよう気をつけたいです」。
■2位■ポーラ・クリーマー(1バーディー2ボギー)
「今日はまあまあでしたが、良いショットが一つもなかったです。
今日はパーセーブばかりでした。16番ホールのバーディーは大きかったです。
良い形で終えるのは、明日に良い影響をあたえてくれるはずです。
一緒にまわった上田選手は、必要なときにパットをしっかり決められる良い選手ですね」。
■2位■古閑美保(4バーディー1ボギー)
「昨日よりティショットが安定していました。アイアンショットも良くて、
チャンスは昨日よりありました。風は関係ないタイプなので、
その分(コースが)味方してくれているかも…。
パットが入れば66は出たでしょう。それでも今日は今年のなかでは
良い方のゴルフでした。明日はパットが入れば大丈夫でしょう。
追い上げてさらに伸ばして勝てればいいかな…という感じでやります」。
上田桃子公式ブログ「待ってろ世界!」
千葉県にある袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開催された
国内男子ツアー第19戦「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」の最終日。
首位タイからスタートした片山晋呉が後続を1打差でかわし、
通算18アンダーで今季2勝目を達成。
初日から続いたバーディ合戦を制し、その強さを改めて誇示する大会となった。
最終組からスタートした片山は、前半で3つのバーディを重ねて単独首位に躍り出る。
しかし、その後はスコアが伸び悩む展開が続き、
その間に深堀圭一郎と近藤智弘に追いつかれ、横並びの混戦模様となった。
最初に均衡を破ったのは深堀。16番でバーディを奪い、通算18アンダーで単独首位に立つ。
続けて近藤も16番でバーディを奪い、通算18アンダーに並び後を追う。
しかし、深堀は最終18番パー5で第2打を池に打ち込むなどしてボギー、
近藤も17番でボギーを叩き、通算17アンダーでフィニッシュ。
同スコアで最終18番を迎える片山の結果待ちとなった。
10番から17番までパーが続いていた片山だったが、
ここで優勝を決める劇的なバーディを奪取。
終盤でスコアを崩した深堀と近藤に対し、ここ一番での勝負強さを
発揮した片山が今季2勝目、ツアー通算23勝目を飾った。
通算17アンダーの2位タイには、深堀、近藤に並び、
スティーブン・コンラン(オーストラリア)が食い込んだ。
首位タイからスタートした今野康晴は、通算16アンダーの単独5位に後退。
今季2度目の2週連続優勝がかかっていた谷口徹は、通算11アンダーの18位タイに終わった。
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