静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで行われている、
国内男子ツアー第21戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日。
心配されていた雨もほとんど降らず、最終組がスタートすることには日差しも出始め、
気温は18度近くまで上昇。9,474人のギャラリーが会場に詰めかけ、
最終日に相応しい熱戦が展開された。
上位のスコアが伸び悩む中、後続の追い上げもあり
1打を争う接戦の様相を呈したが、終盤に入りブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と
谷口徹の一騎打ちに。
共に通算12アンダーで首位を並走し、迎えた最終18番パー5。
ジョーンズは2打目をグリーン左横にこぼすも、パターで打った3打目を直接カップにねじ込み、
劇的なイーグルフィニッシュ。
通算14アンダーとした一方で、谷口のグリーン右横から放った3打目のアプローチは
惜しくもカップを逸れ、ジョーンズの今季2勝目が決まった。
36位タイからスタートした石川遼クンは、10番からのティオフ。
13番まではパーで凌ぐも、14番パー4で残り115ヤードの2打目をダフってしまい池へ。
ここでボギーとしてしまう。
それでも、その後の16番、18番でバーディを奪い返し、スコアを1つ伸ばして前半を終えた。
折り返し後の1番、5番ではティショットが左右にブレてしまいボギーとするが、
6番パー5で見せ場を作る。残り260ヤードの2打目を3番ウッドで放ち、
見事2オンに成功。3.5メートルのイーグルチャンスを迎える。
これは惜しくも外してしまうが、確実にバーディを奪取し、
結局この日3バーディ、3ボギーのイーブンパー。
通算2アンダーの38位タイで大会を終え、ベストアマチュアのタイトルを獲得した。
最終的に、谷口は通算13アンダーの単独2位。
海外招待選手のアダム・スコット(オーストラリア)は
通算11アンダーで単独3位で終えた。
通算10アンダーの4位タイには、同じくオーストラリア出身のジェフ・オギルビーと
クリス・キャンベル。片山晋呉は通算7アンダーの10位タイに終わり、
谷口との賞金額差は約2,700万円に開いた。
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