神奈川県の相模原ゴルフクラブで開催されている「日本オープン」最終日。
3日目までの陽射しはなく、朝から曇り空が続いたが、風は全く吹かなかった。
5アンダー単独首位でスタートした小田孔明は、前半からボギーを連発するなど
安定感が見られず、スコアを落とした。
12番では痛恨のダブルボギーを叩き、優勝争いから脱落してしまう。
優勝争いは片山晋呉、深堀圭一郎、そして、1オーバー5位タイスタートの谷口徹の3人に絞られた。
片山は05年、深堀は03年、谷口は04年の日本オープン覇者。
まずチャージを賭けてきたのは谷口。
1番、2番を連続バーディでスタートすると、6番では10メートルの上りパットを決め、
そこから3連続バーディ。10番でも伸ばし単独首位に浮上した。
追いかける片山は、1番でボギーを叩いたが、粘りのゴルフで食らいついた。
13番でこの日2つ目のバーディを奪い、この時点で4アンダーの谷口に追いつき
首位タイとなったが、続く14番パー3でボギー。
深堀も14番パー3でグリーン奥のラフからチップインバーディを奪い1打差の3アンダーまで迫った。
だが、追いかける片山、深堀が詰めきれず、逆に谷口は最終18番パー5で
きっちりバーディを奪い、通算5アンダーで優勝を決めた。
谷口は04年大会の片山津ゴルフ倶楽部以来の日本オープン2勝目となる。
2打差の3アンダー単独2位は片山、2アンダー単独3位は深堀。1アンダー単独4位は藤田寛之。
7人のアマチュアが決勝ラウンドに残ったが、ベストアマを獲得したのは、
上がり2ホールで連続バーディを奪い通算8オーバーでホールアウトした
池田勇太(東北福祉大4年)が4年ぶり2度目の栄冠を掴んだ。
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